楽をしてはいけないのか

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まずは僕と母親の話をしましょう。

僕が高校生の頃、初めて高額塾と呼ばれるものに参加した時、
20万円以上を出してくれたのは母親でした。

基本的に僕はお金を求めませんでしたし、
夢のためなら、ということだったかもしれません。

大学に入って、一年生の秋にせどりを始めた後も、
色々と知ったことを母親には話していました。

当初は「洗脳されてるんじゃないの?」なんて言っていたわけですが、
今では納得していますね。
(まあ知れば納得するような実態ですから)

僕はせどりを始めた頃から、非常に前向きになりまして、
ペラペラと話をするわけです。

「楽になってやるぞー!」「自由になるぞー!」と宣言していました。

ある時、「楽になる」というフレーズに、母親は反応しました。

「努力してて偉いよね。楽にするためだけど」

ん?

明らかに「楽をしてはいけない」というニュアンスでした。

楽をしたら、何か問題なんでしょうか?

同じように思ったことが、それ以前にもありました。

ひみつのアッコちゃん、という映画をご存知かな。
綾瀬はるかさんが主演をしているものですね。

あるシーンで、株式総会がありました。
ただの警備員さんが、大多数の株を保有していた。

株を持っているということは、働く必要はないわけです。
なのに警備員をしている。

彼は言います。

「人間、楽しちゃダメだよ」

僕にはよくわからない。

毎朝起きて、せっせと朝ごはんを食べて、ついたら嫌いな上司とも関わりつつ、くたくたになる夜まで働く。

そして毎月数十万円。それを数十年。

お金がないことでケチになり、気疲れし、やめたい仕事をやめられない。

これがあなたの幸せですか? って話です。

変な宗教にハマって、どこか遠いところを見ている人のように感じられます。

別にそれはそれで構いませんが、押し付けてこないでもらいたい。

日本人には謎の労働信仰があります。

努力するだけで、成果にかかわらず褒められますし、
残念な結果のアスリートをなんとか美化するテレビ番組。

努力することに意味がある。

汗を流して稼いだお金に意味がある。
「お金というのはね、血と汗と涙の結晶なんだよ」

中には、楽に生きている人を見て「そんなやつは許せない」と言う人がいるんです。

「働いたら負け」とニートが言ったら、
ネットでは批判と笑いが殺到しましたね。

そういう人は次のように考えていますね。

1楽をするということはいけないことだ

2金持ちはせこいことをして稼いでいる

……。
「なんでか答えられるのそれ?」

何の根拠を元に言ってんだって感じです。

ただずるいと思ってるだけですよね。

つまり、妬んでるだけですよね。

「あいつはモテてずるい!」
「生まれつき金持ちなんてずるい!」
「才能があってずるい!」

確かに平等なんてものはありません。
ですが、資本主義なんだから当たり前ですよね。

僕もそういう妬みマンでした。

不幸だ。ああ不幸だ金がない!

言ってないで稼ぐ努力をするべきだったのです。
大体の場合、現状に甘んじている自分が選んだ結果です。

才能がないとか、時間がないとか。

言い訳して、妬んで、それでどうなるんだと。

労働しなければ稼げない。
苦労しなければいけない。

こういう手段と目的が入れ替わる状態を、自己目的化と呼びます。

労働はお金を稼ぐ手段です。
目的は労働ではありません。サラリーマンは自ら労働を選んだのです。

苦労は、きっと幸せになる手段です。
苦労が幸せにつながらないのだとしたら、その苦労は必要ありません。

学校もそうです。

役に立つ知識を教えることが目的だとしたら、
数学もMBAも要らないはずです。

年号もそうですね。

「いい国作ろう鎌倉幕府!」
年号覚えて何の役に立つんだろうか?

ゴールはそこではないでしょう。

これを踏まえた上で、
楽をして稼ぐ人は、どうして楽をして稼げるのでしょうか?

それは簡単です。

価値を提供しているなら、楽をしたか苦労したかは関係ないからです。

「よく頑張ったな。褒美をつかわすぞ!」
じゃないんですよ。

「時間と労働力ありがとう。対価を払います」
というシステムなんです。

お金はご褒美ではありません。
お金は価値の対価です。

毎日汗を流してランニング!

健康的ですね。
では汗を流したので、お金もらえますか?

それは、妙ですよね。直接は誰の役に立っていませんから。

サラリーマンは『時間』と『労働力』を販売する人たちです。

時給5000円で買い取るという会社に買ってもらっている。

「あなたの時間と労働力には、5000円分の価値があるよ」
という話なのです。

これは終身雇用制度があった日本なのもあるかもしれませんね。
明らかに若いほうが生産力があるのに、老いた社員が稼ぐ。

なんとも非合理的。

何か不自然な制度ですよね。だから破綻しているわけです。
終身雇用なんて日本くらいのもので、基本は成果主義です。

成果主義ではないということは、頑張っても給料は上がりにくい。

会社というのは社会主義国家のようなものですよ。

実際、サラリーマンには
8時間の勤務時間で2時間しかマジメにやらない人がいるみたいですよ。

やる気出ませんよね。学習性無力感に陥るのは必然です。

聞くところによると

日本のGDPは、ドイツの半分です。
ドイツは日本の半分の時間でそれを達成している。

つまりドイツは日本の4倍効率のいい仕事をしているんです。

それでいて、日本の勤務時間は他の国より長い。
他の国では人権侵害のようなことが平気で起こっている国です。

とりあえず働いているより、
効率よく仕事して
ゆったりと生きるほうが素晴らしいと思うのは僕だけではないはず。

働かないとしても、役に立っていれば非難される理由はありません。

自動販売機は喜ばれるし、不動産は入居されるし。

僕は、何年も前に書かれた小説を読んで
「こんな面白い小説書いてくれた人には感謝だ!」
ってなることもあります。

すべてが価値を提供しているし、
喜ぶ人も助かる人もいます。

むしろ、妬んでいるサラリーマンよりも価値を提供しています。

稼いだ金額が、その人の価値とは思いませんが、
稼いだ金額は、その人が社会から受け取るに値するだけの価値です。

確かに、サラリーマンは必要です。

しかし、社会に提供できる『時間』と『労働力』は限られているため、
よくても小金持ちにしかなれません。

起業や投資においては、
『時間』も『労働力』販売しません。

そんなに少ないものを扱わないのですから、
方法によってはいくらでも価値を提供できるのです。

効率的に価値を提供しているのですから、
より多くのお金を受け取るのは何ら不思議なことではありません。

そもそも善悪なんてものはありません。

どの国家も、戦争をするときは「正義は我にあり」と言うでしょう。
「あいつらが悪いんだ」「鬼畜米兵!」とか。

レコンキスタ(国土回復運動)でも、
キリスト側もイスラム側も聖戦だと主張していましたし。

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で、
金持ちはせこいことをしている……のではありません。

確かに、アニメとか映画では、謎の富豪たちが謎のことをしています。

映画化もされたカイジとかそうですよね。(藤原竜也 主演)

借金を抱えた人を地下で強制労働とか、死んでいくところを見て楽しむとか。

後は時代劇の悪代官。

「お主も悪よのう」というフレーズ知らない人はいるのかな。

金でなんでも手に入ると思っているし、
そして「金で手に入らないものがあるんだ」と気づく流れ。

これは、あくまでもイメージですよ。

お嬢様でも同様ですよね。
「~ですのよ」みたいなお嬢様いないでしょう。

確かに、性格が悪い人はいるでしょう。
でもサラリーマンにもいますしね。

ウォーレン・バフェット氏なんて、相当寄付してますよ。
慈善活動やっていますし、慕われていると思います。

お金持ちになる方法は何でしょうか?

と聞くと、大抵は「宝くじ」「ギャンブル」「株」辺りを答えると思います。

「遺産」もあるかな。

これって、ほとんどが運みたいなものですよね。
たまたまなれるものだと思っているのかな。

起業はアイディアではありません。

多くの価値を提供し、お金をもらっただけです。

役に立っている=社会にとって有益

Amazonのおかげで多くの人は助かっていますよね。

Amazonのジェフ・ベゾス氏は資産が10兆円を超えています。
彼は悪事を働いたのでしょうか?

豊かにしてもらって、僕は感謝しているのですが。

豊かにしてくれる存在を「悪」と呼ぶのは、
無礼なことですね。

「貧富の差が広がる!」

そういう主張もわからなくはありませんが、
お金持ちが社会を発展させるほど
底辺の人も引き上げられるのです。

昔は餓死していた人たちが、
「生活が苦しい」と言いつつも、
生き残ってまあまあまともな暮らしをしていますよね。

豊かさはトレードオフとは言い切れません。

お金を稼ぐことがいやしいと思っているのだとすれば、
サラリーマンの方がいやしくなってしまいます。

……だって、毎週5日、毎日8時間もお金を求めているのですから。

稼ぐ額が変わったら、どうして非難してくるのか。。

実際問題、金持ちほど無駄な買い物はしなかったりします。

落とせないキャバ嬢のためにお金を使う人もいますが、
それはあまり賢いとは言えません。

金持ちは金で手に入らないものを、むしろ知っています。
だって金があるから。

「あー。これは金では買えないんだな」という経験はサラリーマンよりもしているはずです。

サラリーマンが金持ちという未知をイメージしても、
当然偏見にまみれてしまいます。

地球人が宇宙人を想像しても、結局イメージの産物ですよね。
(科学的に予想することもあるのかもしれませんが)

以前、大学の先生が学会のためにトルコに出かけました。
トルコでは、武装集団がいる地域もあったのですが、
無事に帰ってきました。

「一部を除いて、危なくはない」

僕らは常に一部しか見ていないのです。

数字データで判断することは少ないですし、
その目で見ないことも多いでしょう。

reminDO

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こそあどです。僕は大学生にして、本せどり、CDせどりで稼いだり
八時間バイトしながら大学通って、合計で100万円分を超える知識を得て情報発信中です。
 
僕は昔からビジネスのことを学んできたわけでもないし、
話すのも苦手だったし、
文章も『何言ってんのかわからん』と言われてきました。
 
でも結局は手品。
ライティングもマーケティングも知って、慣れるだけなんですよね。

 
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